モノづくり×文字づくり第2弾 身近なところにモトヤUDフォント編

日本のモノづくりに、フォントの要素を取り入れることでさらに付加価値の高い製品作りをご提案する「モノづくり×文字づくり」企画の第2弾。
第2弾は、身近なところで見かけるモトヤUDフォント。最近スーパーやコンビニの店頭で目に付く、商品情報が表示されているラベルを印刷する機械を製造販売している株式会社寺岡精工様(以下「寺岡精工」)の導入事例を紹介させていただきます。食品ラベルには生産地や生産者など、記載される情報は日々増え続け、細かい文字でびっしりと印刷されています。寺岡精工ではフォントをビットマップからアウトラインに変更し、さらにUDフォントを採用した今では、読みやすく消費者への情報伝達力が大きく向上しているそうです。
高齢化社会の進行により、様々な場面で高い公共性が求められ、誰もが読みやすい文字の需要はますます広がりを見せています。
通常の書体よりも可読性・視認性・判読性といった部分において高い機能性を備えたUDフォントは、身近なところで幅広い分野で使用されています。


フォントのカスタマイズ 

寺岡精工が導入したフォントには、導入時にさまざまなカスタマイズが施されており、「TSフォント(寺岡精工専用フォントの略)」という名称で呼ばれています。このTSフォントの特長は、旧機種で使われてきた寺岡精工製文字コードに合わせてあること、国内外の物流や小売販売などの計量法規(国内なら「計量法」、海外では「OIML」が標準)に則って重量関連の記号は字形を使い分けていること、ユーロマークの追加や「g」「鉤(かぎ)括弧」などの形状等変更、JIS X0213:2004字形への対応などが挙げられます。「これらのカスタマイズは、モトヤに組込みフォントの導入を依頼した頃からずっと引き継いで行われています。このカスタマイズに早く応じてくれるところも、モトヤフォントを使い続けている理由の一つです。 たとえば「g」という文字は、フォントによって字形が違ったり、海外で販売する製品は各国通貨記号も必要です。そういった要望を伝えて、レガシー製品にも合う状態で納品してもらっているのがTSフォントです。当然、これはUDフォントにも引き継がれています。」(寺岡精工 ご担当者様 談)

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読みやすさと判りやすさに「美しさ」が加わる時代へ

 今では自動計量包装値付機やラベルプリンターの搭載フォントとして、UDフォントが採用されることは珍しくありません。寺岡精工がUDフォントを導入し、ライバル企業がそれに追随した結果、いまやUDフォントはラベルや値付用フォントのスタンダードになりつつあります。
 次の展開を寺岡精工 ご担当者様に聞くと、「美しさでしょうか」という答えが返ってきました。そして 「個人的には、ユニバーサルデザインは読みやすさを追求し、デザイン性は少し置いて行かれているような気がするので、その両立が課題だと考えています。」という意見もいただきました。
 AW-5600LLに採用されたUDフォントは、導入先での評判も上々。エンドユーザーから読みやすいとの声も聞かれ、UDフォントの持つ高い視認性や判読性が存分に発揮されているそうです。業務用製品は導入先でのミスを起こさないよう操作性と導線を考え、ユーザビリティを徹底的に追求してフォントも選んでいます。こうして選ばれたモトヤのUDフォントは、私たちの身近な場所でその存在を示しているというわけです。

UDフォント搭載第1号機となった自動計量包装値付機「AW-5600」。店舗バックヤードで商品を計量してラベルを印刷できる値付機で、文字の見やすさ、値段の判別のしやすさなどを考慮し、UDフォントが採用されました。

「AW-5600」を筆頭に、ラベリングシステムやロジスティック部門のインジケーターなどに搭載されるUDフォント。導入企業のほとんどが従来フォントからUDフォントに切り替えて使われているそうです。POSレジ機の画面表示にもUDフォントが使用され、エンドユーザー様にも「見やすくなった」と評価されているそうです。



導入事例

株式会社寺岡精工様は、電子はかりや自動計量包装値付機、POSレジシステムなど、流通小売、サービス・飲食、フードインダストリー、ロジスティクスという4つの分野に幅広い商品を提供する企業です。2013年、主力製品の自動計量包装値付機のリニューアルに合わせてモトヤのUDフォントが導入されました。

株式会社寺岡精工

「電子はかり、自動計量包装値付機など」

【採用書体】NUDモトヤTSシーダ3/5
NUDモトヤTSマルベリ3
NUDモトヤTS明朝3/5

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